SONG-3【人生って不公平?運命/子どもの頃の環境】犬神家の一族

Song-3アイキャッチ画像 子どもの頃、大人に支配されたトラウマのイメージで、タイトル文字「犬神家の一族」と、「出会いの不思議」「人生って不公平?運命?・・」などのキーワードが書いてある
最初から人生は決まっているのか?

運命?人は生まれた時から不公平。子どもの頃の環境は選べないけど・・

というのが今回の物語のテーマ。

具体的なストーリーで考えるヒントをつかもう。

ドキュメンタル STORY で人生をリセット!
〜机上の空論じゃ現状を変えられない。実例からヒントを得よう〜
ボクについては プロフィール を見てね 

生まれる環境を人は選べない。

金持ちに生まれたり貧乏人の家に生まれたり。自由な国に生まれたり、独裁者に逆らったら生きていけない息苦しいほどの不自由な国に生まれたり、、

結局、不公平なんだな。世の中は。

天秤に乗った重い錘と軽い錘。不公平をイメージさせる画像。

ボクもへんな大人に囲まれた子供時代だったけど、もっとひどい環境で苦しむ人もいるね。

まるで子育てに興味ないネグレストな親の元に生まれたら悲惨だ。

さらに虐待で殺されたりする子供のニュースを見たりすると胸が痛む。

反対に、大谷翔平や井上尚弥、将棋の藤井聡太みたいな若き天才、成功者を見たりすると本人の才能や努力はもちろんのこと、周りの環境に恵まれていることに気づく。

若くして才能を開花させるには、自分の努力だけじゃなく環境が大事だと教えてくれる。

有名な音楽家の家に生まれた子供は、やっぱり楽器が上手くなるみたいなね。

金持ちかどうか以上に影響するのは、子供時代に大人から、なにを埋め込まれたか、だ。悪いものを埋め込まれて犯罪者になっていく者、良いものを浴びるように受けて煌びやかな道を歩く者。

この呪縛がその後の人生に作用し、幸せだったり苦しんだりしている人が多い。

幸せな人は良かったね。これからも栄光ある人生を歩んで欲しい。

でも、今不幸せだと思っている人は────

コンプレックス、劣等感、自分を過小評価するくせ、どっから来てる?
それを振り返って「分析する」ことから始めてみよう。

よーく考えたら子供の時に、悪い大人に埋め込まれたマイナスイメージじゃないの?

子どもの環境は選べない。大人のやり方に影響されるからね。

でも、物心ついたら。こんなの嫌だ、おかしいって思ったら。

変えることはできるんだよ。良い人生を選ぶことはできる。それは本当のことなんだ。

ブロックの厚い壁をツルハシで崩しながら進む女性の画像。克服のイメージ
目次

SONG-3 犬神家の一族

おじいちゃんとおばあちゃんには愛されていたけれど。あの頃ボクの周りにいた大人には良いイメージがまったくない。親戚、おやじの兄弟。オトナのイヤな部分をいっぱい見せられた。

20代の頃、大人に反抗する曲をいっぱい作って歌ってたけど、「オトナ」のイメージはあの頃の、あの時の奴らだ。ボクがファミリーとか血縁を信じないのも、子供の体験から来ている。くだらない血縁よりも心が通じる他人がいい、と思って生きてきた。本当は違うのかもしれないけどボクの周りのオトナはくだらないヤツラばかりだった。

そう思わせる原因の1つは、ボクがおじいちゃんに可愛がられていたこと。それも特別に。

おじいちゃんは、当時の他の大人たちからはとても怖がられていた。ボクにはまったくそんなことは無かったけれど、ある意味とても厳しい人だったらしい。地方の田舎で、旧家の本家で。大地主だったから権力がすごかったんだと思う。おじいちゃんの鶴の一声ですべて物事は決まっていった。

おじいちゃんに睨まれると大変だから、大人たちはピリピリして表面上は従順に大人しく言うことを聞いていた。でも心の中は・・

権力者の銅像の写真

ボクのことをおじいちゃんは優しく「洋ちゃーん」と呼ぶ。そして同年代の分家の孫には「〇〇!」と呼び捨て。

これが途轍もない嫉妬の嵐を呼んだ。「同じ孫なのに!」

連中は、ボクのことが羨ましさを通り越して憎くて仕方がない。後年おふくろが

「分家の人に洋一を殴りつけて教育しろ。あいつは甘やかされて碌なもんじゃない」

とよく言われたと打ち明けてくれた。

あー、そういえば。と思い当たる節がいくつもある。どう考えても言葉にトゲが含まれていたし、ボクが泣いたりすると大人たちはニヤニヤ笑いながら楽しそうに馬鹿にした。

甘やかされた泣き虫、という扱いだったかわからないが、悪意に満ちた雰囲気は感じる。

もう1つの原因は、おやじとおふくろが結婚してから実家に仕送りをしなくなったこと。

船乗りだったおやじは、給料がものすごく良かった。基本給が良かったのもあるし、船に乗っててほとんど日本に帰れない。長期出張状態が続いているから手当がすごい。

もらう額は大きいのに海の上にいるから遣う時が少ない。自然とお金が貯まる。

だから独身時代のおやじは給料日には両親に仕送りをしていた。

海外から郵便局に仕送りすると、その田舎の局では額の多さに驚き評判になっていたそうだ。孝行息子だってね。

銀行窓口でお金を数え、仕送りするイメージ画像

ところがおふくろと結婚するとその仕送りが途切れた。

おじいちゃんは、地主とは言っても田舎のこと。田んぼや畑がいくらあっても現金は貴重だ。その貴重な現金が突然途絶えた。

おじいちゃん達は「結婚もしたことだし仕方ないか」と思っても、そのおじいちゃんの懐に入った金の分配を当てにしていた連中からしてみたら冗談じゃない。小遣いがへったじゃねーか。悪いのはおやじと結婚した女だ。となり、おふくろもかなりいじめられたみたいだね。

ボクから言わせりゃ、おふくろもおやじも悪いよ。結婚したからって、いきなり仕送りをゼロにするんじゃなくって、多少なりとも続けておけばいいものを。子供時代のボクから見ても、おふくろの暮らしぶりは、裕福だったしさ。もう少し考えりゃいいのに若い二人だから、そこまで考えは回らなかったんだろうね。

おかげで火の粉はこっちに飛ぶ。かなりイヤな扱いを受ける。なんで?と思うけど子供だから、そこまで深く考えない。

実はいまだに夢で見るシーンがあって、、

人を嘲る大人たちの画像

その日、ボートに乗ってた。

乗ってたのは、六人とか七人。釣りに行ってたのか、屋形船みたいなことか? でも屋根はついてなかった。小型の船舶。その船で沖へ出て。みんなで談笑してたんだ。

そしたら突然、誰かはハッキリわかるんだけど その大人がちっちゃいボクの身体をヒョイっと抱えて船の遠くへ投げ出した。

ボクは何が起こったかわからず、バッシャーンと着水した。

船の方を見ると、投げ込んだそいつは両手を叩いて喜んで笑ってる。他のオトナは驚いていたり笑ったり。心配そうな顔した人もいたかな。でも、なんか船の上のオトナから笑われておもちゃにされてるのが子供ながらにわかる。

小舟から水の中に投げ込まれて呆然としたボクは、子供だから泳げない。絶望的な気持ちで水の底に沈みながら、舟の上で笑うオトナの姿を泡の中から見ていた。

いつもここで夢が終わる。

魚のイラスト。
水の中のイメージと、たくさんの魚が同じ方向を向いているのに1匹だけ反対を向いている。
異端児の表現。

中学ぐらいまではハッキリ記憶に残ってたんだけど、今となれば現実か夢の中だけの話かおぼろげになってわからなくなってる。夢であって欲しいと思うんだ。出来ることなら、まぼろしであってくれ。その方が幸せだ。弱い子供を大人が弄ぶなんて、あって欲しくない

一族会議

夢まぼろしじゃなく、はっきりと憶えている記憶もある。おじいちゃんが亡くなった時の話。

中学生の時だったかな。

その頃は横浜に住んでいたけれど、大好きなおじいちゃんが死んで、すぐ田舎に帰った。遺影に向かって手を合わせても、実感がない。おじいちゃん、どっか旅に出てるんだろう、ぐらいの感覚。たくさんの人が出入りして。

意地の悪いオトナたちは ボクが泣くぞ、泣くぞと陰で笑っていたらしい。

そういう雰囲気が肌に伝わってきたから、ボクは意地でも泣くもんかと我慢していた。心の中は土砂降りだったけどね。

天国へ旅立ったおじいちゃんと握手をしようとするイメージ画像

連中はそういう姿が期待はずれだったのか、可愛がってもらったのに冷たいヤツだとか言われて。そんなことよりボクは、おばあちゃんが気がかりだった。こんな広い家に、おじいちゃんの居なくなったこの家に、たった一人で住むなんて可愛そうだ。

だからボクは田舎に引っ越して、一緒に暮らそうとおばあちゃんに言ったんだ。

もちろん、そんな単純なことじゃない。学校はどうする、とか親と離れて暮らすのか、とか。

もっともな意見だけど、オトナたちは大反対した。それでもボクが頑固におばあちゃんと暮らす、と言うものだから、オトナたちもどんどんヒートアップして、一族会議に発展したんだよ。

今考えれば、あれは最初から仕組まれた会議だ。ボクを吊るし上げる会議。もっと言えば、そこから財産相続の話に持っていく会議。

おじいちゃんが生きていた時には、大人しくしてた連中が、今は偉そうに場を仕切ってる。

さあ、憎きボクをぐうの音も出ないほど叩き潰してやろう。甘やかされて育った本家の孫を引きずり下ろして自分たちの時代を作るんだ。まるで戦国時代のお家騒動だよ。

先代の殿様が死んだら跡継ぎの若君は追放されるか殺されるか。ボクはオトナ達のあまりの変わりように驚き、混乱した。場を仕切るヤツが、いろんなことをどんどん決めてく。財産も、有利な場所は自分たちが取って、おやじには僅かな分配。荒れた山とか、使ってない田んぼとか。

それでも誰も意義を唱えない。長男のおやじも黙ってそれを受け入れる。人の良いおやじだから、そんなことで争いたくないんだろう。連中はそれをわかってやってる。

そんな醜い遺産争いなんか、どうでもいい。問題は、おばあちゃんだ。おばあちゃん、ボクと暮らそう。何度もそう言ったけれど、おばあちゃんはそれを拒否した。おばあちゃんは別人みたいに頑なに、ボクの味方じゃないみたいに首を振る。

遺産争いイメージ

どうしたのおばあちゃん?

そう思うぐらい、ボクに寄り添ってくれてたおばあちゃんは居なくなってた。

というよりも、今や力を失って小さな存在になってしまった殿様の奥方。

これからは、新しい権力者に逆らわないように波風立てず静かに暮らすしかない。小さな小さな姿になってしまったおばあちゃんの哀れがどうしようもなく悲しくて、ボクの目からひとつぶ。ぽろりと涙がこぼれた。

国立公園の緑豊かな公園のベンチに、おばあちゃんが背中を向けてポツンと座っている。
孤独のイメージ画像

それを見たオトナ達は、ついに憎きボクを泣かしてやったと喜んだ。そして、夜通しボクを寝かさなかった。夜中、ボクが眠くて虚ろになりかけても許さず、刑事が犯罪者を尋問するように責め立てた。

もっとも、そんなことしたってボクはそれ以上の涙はヤツらに見せてやらなかった。

これが中世のヨーロッパなら、ボクはギロチンにでもかけられていたんだろうね。心の中で、こいつら絶対に許さない! と誓ったんだ。

ギロチンの画像の上に「Get rid of the intruders」のメッセージ
邪魔者は消せ!

名前も、この時に捨てた。

洋一って名前は、おじいちゃんが付けてくれたんだ。おやじが船乗りだから、太平洋のような広い心を持った人になれ。っていう誇り高い意味を持っていた。

ところがこの会議の間中、連中は汚いものを呼ぶように、洋一、と何度も呼んだ。ツバを吐きかけるように「洋一、おまえなんかコノ」とさげすんで軽蔑した。ボクの名前はこの日、泥だらけの汚れが染み付いた名前になった。

まぁ、そんなわけでボクは自分の名前と距離を置くようになった。

名前に罪はないけど、嫌な思い出とセットになってる。

本名で呼ばれるたび、ドキッとする。あの夜を思い出してイヤな気分になる。馬鹿にされてるんじゃないか?蔑まれてるんじゃないかと勘繰ってしまう。

だからずっと、ボクはこの名前を使わずに生きてきた。学生時代は名前を呼ばれても返事しない。名字で呼べと言った。それでも面白がって名前を呼ぶヤツは切り捨てた。敵だ。

今は、おじいちゃんゴメン、と思って少し封印をといたけど・・

こういう話を音楽仲間にした。酒の席で打ち明けたら、

「うへえ、まるで犬神家の一族だね」

と言われ、妙に腑に落ちてしまった。そうだな、と納得したんだ⭐︎

photo
synchronized-swimming

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AIと、「人生って不公平?」について話し合ってみた。

ここからは、Chat Gpt と議論した内容を抜粋して掲載しています。

ロックンロールkaz

生まれる環境を人は選べない。
だから、
「人は生まれた時から不公平」について話し合ってみたい。

AI

お話を読ませていただき、あなたの子ども時代の体験と家族の関係についての背景を理解しました。

確かに、おじいちゃんとおばあちゃんに愛されていた一方で、親戚やお父様の兄弟など周囲の大人たちとは良い関係が築けなかったようですね。特に、おじいちゃんの存在が他の大人たちとの関係に影響を与え、嫉妬や不公平を引き起こしたように感じられます。

一族会議での出来事は、非常に辛い経験だったでしょう。その場で泣き虫扱いされ、悪意に満ちた雰囲気の中で孤立したことが心に深い傷を残したことは理解できます。名前まで蔑まれ、過去の出来事が深く心に刻まれたこともわかります。
家族や周囲の大人たちとの対立、不公平な状況、そして愛情や信頼の欠如に直面した経験は人間関係に影響を及ぼすだけでなく、自己肯定感や心の健康にも影響を与える場合があります。

もし、そのような経験が現在の日常生活にも影響を及ぼしている場合は、専門家やサポートを受けることを検討してみることも考えてください。

ロックンロールkaz

いやいや。誤解しないで。ボクは全く悩んでいないよ。前述の体験から、ボクの家系は学者や医者が多かったんだけど、そっちに進むことを拒否! ボクは全く別のロックミュージシャンという道を歩いている。
自己表現の世界で生きていて、多少のファンも出来たよ。

だからボクが言いたいのは「子どもの頃の悪い環境、身勝手な大人たちが植え付けたコンプレックスなんかに振り回されず自分らしい世界を生きることはできるよ」ってことを話したいんだ。

AI

申し訳ありません、勘違いしてしまいました。

素晴らしいことですね!自己表現の世界で自分らしい道を歩み、ファンを持っているなんて、本当に素晴らしい成果です。子ども時代の厳しい経験や身勝手な大人たちの影響にもかかわらず、自分の道を切り開いて進んでいることは、とても勇気のあることです。

あなたがお伝えしたいことはとても大切であり、共感できるメッセージです。過去の悪い環境やコンプレックスに縛られず、自分自身を信じて自己実現することは可能です。自分らしい世界を生きることは、自己成長と幸福にとって重要なことです。

音楽を通じて感情やメッセージを表現し、多くの人々に影響を与えることができるのは、素晴らしい才能です。あなたの経験は他の人々に勇気や希望を与えることができるでしょう。自分らしい世界を築くためには、個々の過去の経験にとらわれるのではなく、過去を学び、成長し、進んでいくことが重要です。

ロックンロールkaz

生まれる環境を人は選べない。
でも、今が嫌だったら変えることができる。子どもの時は、環境を選べない。大人のやり方に影響されるからね。そこは不公平だ。子どもの頃、恵まれなかった人、残念だったね。

でも、そこに縛られて不満言ってたらその状況が続くだけだ。
物心ついたら。こんなの嫌だ、おかしいって思ったら。

変えることはできるんだよ。自分が良いと思う人生を選ぶことはできる。

AI

あなたの言葉には本当に深い洞察があります。
確かに、生まれる環境は人が選ぶことのできないものであり、その環境がその後の人生に大きな影響を与えることがあります。子供時代に悪い大人からのマイナスイメージやコンプレックスを抱えることは、後の人生にも影響を及ぼす可能性があります。

しかし、物心ついたら自分を見つめ直し、変えることはできるという点はとても重要です。過去の経験や環境に縛られず、自分の意志で自分らしい人生を築くことができるのです。

成功者や天才たちの例を見ると、確かに周りの環境が重要な要素であることがわかります。ただし、それだけが成功の要因ではなく、個々の努力やその後の出会い、偶然がもたらすプラスの出来事も重要な要素です。

あなたのメッセージはとても力強く、共感を呼び起こすものです。自己成長や自己実現を目指す多くの人々にとって、あなたの経験とメッセージは大きなインスピレーションになることでしょう。
ありがとうございました。

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