SONG-92【音楽業界編:最終話】 コーダ

SONG-92-main-visual-coda タイトル 「SONG-92 Coda」 背景が楽譜でコーダマークに従って移動する指示が出ている。そこに移動している旅行者の画像。
「コーダ」とは
音楽用語 Coda の説明と、記号の画像。

コーダ(coda)はイタリア語で「しっぽ」という意味で、楽曲の「最後に曲全体を締めくくるためにつけられた部分」のことを言う。具体的には下図を見て欲しい。

codaの説明譜面-1

譜面を最初から辿っていくと、6小節目の最後に D.C. と書かれている。

D.C. は、ダ・カーポ と呼び、

D.C. と書かれた部分から、曲の最初に戻ることを指示した リフレイン記号だ。

だから、この曲では 最初から演奏が始まって、D.C. と書かれた部分に来たら 曲の最初に戻って再び演奏。

で、二回目の頭から演奏を続けていると、TO(コーダマーク)という部分に差し掛かる。この時、(コーダマーク)以降の小説をすっ飛ばし、次の(コーダマーク)に移動せよ、という命令のマークなのだ。

譜例で見ると、

codaの説明譜面-2

小節にアルファベットをつけて演奏順番を整理すると、

codaの説明譜面-3

と なる。

引用元:Pivo Music School

引用ページ:https://pivomusicschool.com/blog/score-vol14/

なぜ、Coda をつけるのか?

それは、曲の最後を ドラマチックに盛り上げたり、今までとは違うテイストの彩りを加えたりなど。

最後の部分に「独特な変化をつけたい」からである。

人生も同じだ。

このライナーノーツに於いても、バンドを結成し コンテストで優勝し、事件が起こってバンドが解散し、再び立ち上がり再起してチャンスをつかみかけるが 再び 振り出しに戻り・・・

という ダ・カーポ やダルセーニョ などの繰り返し。リピート記号によって 曲の頭に戻され、同じように音楽し続け転がり続けてきた。

が、ここへ来て。

もう頭に戻ってやり直すことはない。

なぜなら、曲の頭の部分は もう卒業した。そこから学ぶことは、もうない。

rock climbing

だから。

ひとまず、これまでの物語は「1曲として完結させ」今後は新しい曲、2曲目をプレイしたいと思うのだ。

1からバンドを作って 実力をつけ、あと少しでメジャーデビュー、という「ここまでの一連の流れ」の曲は終わる。

明日からは、別の曲。新しいドラマ、新しい音楽が始まる。

だから、今までの曲の最後の締めくくりとして Coda 部分の展開を付け加えようと思ったんだ。

今回のストーリーは、そういう話 。

第5章「音楽業界 編」は 今日で終わり。

次回からは 新章へ突入する。さらなる挑戦を求めて!


具体的なストーリーで考えるヒントをつかもう。

ドキュメンタル STORY で人生をリセット!
〜机上の空論じゃ現状を変えられない。実例からヒントを得よう〜

ボクについては プロフィールを見てね

I'm almost reaching for the stars
目次

SONG-92 コーダ

大人のくせに、夢なんて見てんじゃねー

ボクは 一体 何度、こんなに苦い「失望」を味わわなければ いけないんだろう? 必死にもがいて、もがいて 星に手を伸ばして、また墜落した。

今回のバンドも解散し、ボクたちは またバイト生活に戻っていく。昼はバイト、夜はバンドの生活がまたはじまる。

わずか1年ほどのプロの真似事。失望なんてする価値もない。

plane crashes

「アレー? そろそろTVに出てくる頃だと思っていたのに。どうしちゃったの?」

本気とも、冗談ともつかない 驚きの表情で、ボクはトラック仲間に迎えられた。
予想はしていたけれど、舞い戻った人間を そっとしておいてはくれない。

「アッ! ・・・・・」

ボクの顔を見るなり絶句する人がいた。Kさんという人だ。

昔、映画の道に進みたくて、生活を支えるためのトラック・ドライバーになった K さん。頭のいい人で、思想もある。もっと有利な仕事にも就けた人だよ。大きい会社から、幹部待遇で誘いを受けたこともあるらしい。

でも。自分の道にピュアであるために、機会を逸した。

50歳を過ぎて、映画への夢は完全に絶たれたようだった。
今は日々の仕事をこなすだけだけど、この仕事は年齢的にキツい。

日本の社会は、子供に有利(年金とか社会保障は老人に有利だけどね)
こういう人たちに転職のチャンスは無いんだ。

映画の撮影現場画像。

テキストメッセージで、
「dream workplace」
と書いてある。

「最近は、映画を見ることも少なくなったよ。音楽もなァ、俺の好きな 70年代のフレーバーを感じさせてくれるバンド、日本に少ないしなァ。今 TVで流れてくる曲じゃ、CD買う気にもならないよ。頑張ってよ。俺、心から応援する」

ボクが会社を辞める時、そう言って送り出してくれたんだ。
まるで自分の果たせなかった夢を託すような目をしてね。・・・・・その人と再会した。

「そうか・・・・駄目だったか・・・・ウーン。俺さァ、ずっと待ってたんだよ。俺が家に帰って 疲れてTVをつけるとさァ、出て来てくれるのを」

ウーン。と、お互いがうなって、絶句してしまった。
この人は、本当に楽しみにしてくれてたんだ。応援してくれてるのが痛いほどわかるよ。

「こういう形では、戻ってきて欲しくなかったんだよね。でもさ、諦めないで。俺みたいに、頑張ったって結局駄目なんだ なんていう実例を、これ以上増やして欲しくない」

その言葉に、いいようのない敗北感がのしかかってくる。

「やれば出来るんだっていう、夢を見せてくれよ。俺たち 大人にもさ」

I feel like my dream will come true

そうかと思えば、あまり快く思ってない連中とかもいて。ある倉庫係の男は、

「また 日雇いに逆戻りか。ハハハ。 ま、好きなことも充分やったみたいだし、もういいんじゃないの? そろそろ将来のことを真剣に考えて、まじめに仕事に取り組む時期だぞ」

と意地悪く楽しそうに笑って言った。

この倉庫係、前はボクと仲が良かったんだ。でも、ボクが運転手を辞めて CD デビューをする、と聞いてからボクの悪口をいろんな人に言っていたらしい。出し抜かれた、と思ったんだろう。仲間だと思っていたら、自分だけ「日当たりのいい場所」へ行きやがって。という感覚。

わからなくはない。言われなき嫉妬だけど、昔を思い出した。ボク、こういう大人に囲まれていたんだ。

「子供のくせに、そんな事考えるのは早い。もっと大人になってからにしろ」

と言われ、少し成長してからは、

「まだ そんな事やってるの? もう大人なんだから、いい加減に夢みたいなことばかり 言わないの」

と言われる。結局、あいつらに適齢期なんてない。人の希望の芽を摘むのが、好きなだけ。そういう大人、いるでしょう?

殴りかかってくる上司の画像。
テキストメッセージ
「Don't Dream It's Over」

自分では、何もしたことがない。する気がない奴に限って、人が夢を追いかけるのを邪魔してくる。口を挟んでくる。お節介なアドバイスで 人の足を引っぱりたがる。

自分の、今居る場所が不満だらけ。

でも、自分は何もしたくない。だから状況が良くなることはないけど、他人にも、良くなって欲しくない。その場所からもっといい場所へ行くなんて許せない。冗談じゃない、お前もここにいろ! という感覚。自分の居場所をそこまで卑下することもないだろうに。ボクは、ただ 自分の好きな道で生きたかっただけなのに・・

「世の中は、そんなに甘くないんだ。好きなことして食っていける訳ないだろう? 常識だよ」

ため息のような言葉を押しつけてくる。

子供が大人を馬鹿にする、と言うけれど・・・こんなことを言う大人を尊敬しないのは当然だよな。諦めた目をした大人なんて無視して、自分がやりたい事を いきいきと。やればいいさ。そういう大人だって、いるよ。そういう大人からヒントを掴むべきだ。そうしないと、絶対に後悔する。

There are good adults and bad adults

パチンコジャンキー

激しい挫折感、居心地の悪い職場。

ただ起きて仕事に向かう。夢の無くなったうつろな日々ーー

次の休日を指折り数える毎日。休日が来たからといって、特に予定があるわけでもない。怠惰に寝そべってゴロゴロするだけ。

1日が長いなー。休みの日がすぐ終わっちゃうなー。

この頃のボクは、そんな状態だった。抜け殻のような人間になっていた。

仕事帰り、音楽のことを考えながら歩いてると虚しくなる。フラフラと歩く。ボーっとしている。

繁華街を歩く。人にぶつかる。怒られて。駅前の喧騒も あまり音が聞こえない。音がこもって、よく聞こえないんだ。微かに流行歌が聞こえる。音楽に釣られて入ると、そこは パチンコ屋。

空気が汚くてタバコの煙がすごくて 音がうるさくて退廃的で、あまり好きな場所じゃない。でも虚ろなボクは近くの椅子に座り込み、小銭を入れて玉を買い、目の前の台を打つ。

すぐ無くなる 玉。

今度は札を入れて、少し多めの玉を買い、再び勝負。ボーっとしていて、ちっとも楽しくない。

gambling mad

玉がゴールに入る。魚の大群が発生して、赤や緑や黄色・・綺麗な色が通り過ぎる。

school of fish

突然、ザクザク玉が出てくる。大当たり。

「え?」

うわぁ、って なんだか凄い開放感。当たった! 成功した! プチ成功感。

そう、プチ なんだけど、爽快感がある。成功するって、ヒットするって、大当たりするって、こういう感覚なのか! 失敗ばかりで忘れていた成功。


この、プチ成功感ーー

これが、一時期 ボクが パチンコ・ジャンキーに陥った原因。

それでハマっちゃった。

当時、梁山泊がテレビでヒーローになって。パチンコ・ブームがやってきていた。絡め取られた。

なんだか 周りの労働者もみんなパチンコに狂ってる。

money crazy

近所の美味しいラーメン屋さん。いつも満席で、賑わってた。大将と、若い弟子の男の子。いつも元気で掃除したり仕込みしたり。

そして若くて清潔な奥さんがいて。繁盛してたんだ。

でも、ある日 店長がパチンコにハマった。
お客さんとパチンコの話をしていて。あーでもない、こーでもない。

そのうち若い弟子も「あの台の攻略はこうだ」「あの店はサービスが悪い」なんて言うようになって。

パチンコ雑誌が山積みで店に置かれるようになった。無駄なものが置いてない、シンプルな店だったのに。

昼の3時から夕方6時まで休憩を取るようになり。休憩明けに ギャンブルの成果を自慢したり 敗戦の話を悔しそうにするようになって。なんとなく居心地が悪くなってきたな。

店もホコリが目立つようになり、料理も味が落ちてきた。元気な弟子も、パチンコの負けを悔しそうに愚痴るので、文句ばかり言っている雰囲気になり。

大きなシュウマイを手作りでセイロに入れて蒸していて。それが いつも店頭で美味しそうな湯気を上げていたのに・・店の看板料理の一つだったのに。それも仕込まなくなり、店頭から大きなセイロが消えて。

気がつくと 明るく清潔だった奥さんも居なくなっていて。

そこらの椅子に放り投げられた パチンコ雑誌から「消費者金融」の広告ページが開かれていて。びっしり掲載されている金貸しの広告。

客もどんどん減り。

やがて いつ行ってもシャッターが閉まっている店になった。

Ramen shop

こんな話、いくらでもあるよ。

昔の音楽仲間、才能があってライバルだと思っていたミュージシャンから電話がかかってきて。「金貸してくれ」って言う。

ボクも金は無いけど、尊敬もし好きなプレイヤーだからなんとかしてあげたい。かなりまとまった金額だったけど 丸井でキャッシングして渡した。何十万だよ。

そしたらさ、風の噂が流れてきて。

「アイツ、今やばいよ。パチンコにハマってて。俺に10万貸してくれ、ってきたからさ。貸したら返ってこない。貸したらダメだよ」

って言われたけど、既にその何倍も貸したけど返ってきそうにない。

A child with a bad look says, “Lend me money.”

あと、当時 勤めてる運送会社の 社長の親戚。まーちゃんが

「いけまちゅう、金貸して」

って。歯が少し抜けてるのと、訛りがちょっとあるせいで「池松」って言えない。「いけまちゅう」って。パチンコやるから金貸して、って5万ぐらい持っていく。給料もらったら返すから、って。

給料日になると返してくれるんだけど。

でも、2〜3日したら

「いけまちゅう、パチンコやるから 金貸して」

って、また持ってく。ボクの給料は、いつも5万ぐらい少なかった。

Give me money

こういう ジャンキーたちを見てると、サスガにまずいなと思って。

連中ほどじゃ無いけど、やっぱりボクも 軽い中毒になってる。音楽でうまくいかないのを「パチンコでフィーバー」することで気持ちよくなってる。解消してるんだ。

「プチ成功感の虜」

プチ・成功体験。お手軽な達成感に酔いしれ、足抜けできなくなっていたんだ。

でもーー
心の奥で、声が聞こえるようになっていた。

「パチンコ辞めないと音楽も辞めることになっちゃうかもよ」

それは恐ろしい声だった。
周りの連中の「不幸になっていく様も見ていた」から。

さすがに この声は、神様に言われているような気がする。

「パチンコ辞めないなら ここまでだ。もう音楽での成功は ナシ。さよなら」

そう言われているようで。息苦しい。不安が大きくなってきている。

「すべてを諦めるしかなくなるかも」という心の声に耐えられなくなってきた。

divine revelation

辞めようと思って「パチンコ断ち」するんだけど・・・2〜3日するとまた打ってる。辞めても打つ。辞めても禁断症状に引き戻される。

そんなことの繰り返し。
「意思の弱さ」に絶望しかけてたんだけど。

ある日、

キッパリ辞めた。ホントにキレイさっぱり! 辞めることができた。

もう、それ以降1度もパチンコをやったことはない。二度とやらない。興味ない。

どうして そうなったかって?

それはねーー

また、音楽に助けられたんだよ。

music helped me

裁定は下った

午前中の仕事が終わり、昼食を早目にすませて トラックを走らせていた。
ラジオから「吉田照美のヤル気マンマン」っていう放送が、流れていたんだ。

「もうすぐ公開される話題の映画、『スコア―』のテーマ曲を歌うロックバンド、『D・O・G』の大谷さんと酒井イサオさんに来ていただきました」

パーソナリティーの言葉に驚いたボクは、ハンドル切り損ねて 大型トラックに追突されそうになったんだ。

「パ――――ン!」

ボク、事故りそうになったんだ。マジで。
激突されそうになって、ブレーキとハンドル捌きで なんとか難を逃れたけど。後の車に 心臓が縮むほど クラクションを鳴らされた。

Truck about to collide

有明の、テニスの森の先の交差点には、その時の大型トラックのタイヤ痕が 一年ぐらい ハッキリ 残っていた。焦げた煙の匂いがしそうな、長くて黒々としたタイヤのあとが。

それぐらい焦ったんだよ。
だって 突然、何の前触れも無く、ラジオの中から友達が現われたんだよ。
元シフトの大谷とイサ。

今はバンド名が変わって、ギタリストも変わって。

D・O・G って言うの。そういうバンド名。ダディ・アウト・ゴーン 

Daddy out Gone  父ちゃん逃げて行っちゃった、っていう意味らしい。

変な名前だけど。そして、シフトのギターの草野ちゃんも居ないのは残念だけど・・

あの頃の二人はいる。ボクの親友・・・ラジオの中。

「じーん」ときちゃったよ。

友達が、ついに成功したんだ。この、魑魅魍魎の音楽界でね。

いろいろトークとかがあって。あーだ、こーだ。宣伝なんかしちゃって。
「芸能人じゃん」って感じ。パーソナリティーが高らかに紹介する。

「じゃあ 最後に曲を聞いてもらいましょう」

曲がかかった。一緒にやっていたあの頃、身近で聞いていた歌。あいつらのオリジナル。一緒に演奏した、歌った 歌・・・


今、ラジオから流れている。

appear on a radio show

前に「フーちゃん」の曲が流れた時も 驚いたけど、(詳しくは、こちら)シフトは親友だったから もっと思い入れが強い。胸が、張り裂けそうだ。

映画の主題歌で、イースト・ウエストからメジャー・デビューした時、その映画を見に行ったよ。ドラマーのイサから招待されてね。新宿の映画館・・

映画が始まる前に、映画館の前で 連中が主題歌を生演奏していた。

スクリーンから曲が流れ、DOG ってバンド名がクレジットされて画面に映った時。嬉しくて涙が出たのを、周りに気づかれないように素早く拭いたもんね。

それから レンタル・ビデオ店にも「スコアー」って日本映画が置いてあって。借りて見た。彼らの演奏シーンのとこ、何度も何度も巻き戻して見たなぁ。

view a video

渋谷のタワーレコードにも。彼らの CDが 山積みでディスプレイされて置かれてるのを見に行ったこともある。プレイヤーだったか、ギターマガジンだったか、両方だったか。有名音楽雑誌に「DOG」の特集記事が組まれ、イサがドラマーとしてのスタイルについて語ったり。もう、プロだよ。ホントに プロの仕事してる。

メジャー・デビューしたな、って思ったよ。本当に、やったなって。

雑音まじりの オンボロ ラジオから流れるメロディは、まぎれもなく本物のロックだ。
熟成されたワインのような、良質の香りが漂っている。

車を脇に止めてね。かみしめるように聞いていたんだ。

嫉妬とか、絶望なんていう悪い感情は湧いてこない。

「一部の、ほんの少しの人間しか知らなかった お前らの才能を、広く世の中に見せつけてやれ!」

そんな気持ちでいっぱいだった。

敵の弾に倒れた兵隊が、「行け、行け」って。

「オレを乗り越えて、お前だけでも行ってくれ」

A soldier advances over the corpses of his allies
A soldier advances over the corpses of his allies

そういう心境。ワカル?
お前だけでも行って、生き残って活躍してほしい。お前が活躍することが、オレたちの生きた証になる、みたいなね。

「・・・・・」

曲が終わると、ボクはラジオを消した。
この空気の中に いつまでも包まれていたい気がしたからだ。

風が通り抜け、バイクが走り去り、鳥が飛び交い、学生たちがはしゃぎながら行きすぎる・・・・・
日常。何も変わらない日常の中に取り込まれてしまっているボク。
ラジオの中から飛び込んで来た、非日常。

・・・・・・・・・・・

フイに強烈な孤独感に襲われた ボクは、エンジンをかけ トラックを走らせる。世界中に取り残されているような。友達が遠くに行ってしまったような。

今までの出来事が フラッシュバックする。


「コーダ」。くり返し。そして次なる展開へーー

でも、ボクはどこへ行けばいいんだ。

スターになるべきヤツらは輝く向こう側へ行き、ボクは転落して ここにいる。裁定は下った。

Birds fly and the sky shines

パーティーは終わったんだ・・・・
・・・終わったんだ。

「あ――――」

ボクは強く声を出した。

つづく【次回より 第六章:センサーとシャッター 編へ】

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Tears fell when I screamed
Tears fell when I screamed
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