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レコードプレイヤーの画像に「Discography」と書いてあるタイトルイメージバナー。
FUNKY STATION(ファンキーステーション)

ロックンロール Kaz の音楽倉庫へようこそ。
ここは、Kaz が今までにリリースしたアルバム 制作履歴(Discography)や歌詞カード、音楽関連グッズを販売する Online-Shop などを格納している倉庫です。

FUNKY STATION(ファンキーステーション)は、ロックンロール Kaz の 音楽レーベルで、過去、現在、未来のすべての作品の著作権は FUNKY STATION(ファンキーステーション)にあります。

目次

1985年 Rock’n RoLL GENIUS

Harajyuku Street Kids Graffity/Rock’n RoLL GENIUS

オリジナル音源。カセットテープ Harajyuku Street Kids Graffity by Rock'n RoLL GENIUS

形式:カセットテープ  14曲入り 500円 廃盤

Describe/楽曲背景

ロックンロール Kaz が初めてリリースした楽曲集。
それまで、ステージの上の人間の方が、客席よりも多いーーつまり、全然お客さんが来ないバンドであったが、原宿歩行者天国での路上 Live を思いつき、実行したところ みるみるファンが増え、2,000人ほどのファンがいる人気バンドになった(Rock’n RoLL GENIUS

高円寺に作った「バンドのプライベート・スタジオ」には連日 ファンレターが送られてきて、電話での問い合わせも多かった。そして「デモ・テープが欲しい」というファンの声に応えてリリースしたのが本作。

しかし、最初は売り物ではなく。デモ・テープとして、ポツ ポツ、欲しいという人にダビングして送っていた。そのうち、あまりにも量が多くなってきたので、ストリートで売りはじめたのだ。1個500円。

夏場などは、200本ダビングしても アッ、という間に売り切れてしまう。

メンバーが1個づつ手作業でダビングしてるので、200本が限界なのだが。
六倍速の機械を買って、セッセ、セッセとダビングしていた。1日何本ノルマ・・・などと決めて。大変だった。

自主制作のCDにして大々的に売れば、商売として成り立っただろう。が、当時はそういう考えはしなかったのだ・・ヘタくそな演奏でもあり。そこら辺の詳しい事情は ⇨ コチラで Check !

この収録曲の中で 人気だったのが「オレは・・女が・口説けない」「使い古しの I Love You」「どしゃぶり」「ZAKKI」だ。当時の演奏力が殺人的にひどかったので、現在 この アルバムは廃盤となって聴くことはできない。今でも たまに「あのカセットが欲しい」と言われることはあるけど。残念ながら記憶の中だけに存在する。

が、「オレは・・女が・口説けない」を 後年(三年後)に レコーディングし直したので、聴いてみて欲しい。歌詞はひどくて赤面ものだが、当時の「スターになってやる!」という勢い、ノリ、キレの良さが楽しめると思う。

<収録曲>

  1. Workin’ Roll     作詞:ロックンロール Kaz 作曲:トミノスケ
  2. 渡辺の運転免許    作詞・作曲:クレイジー macot
  3. どしゃぶり      作詞:ロックンロール Kaz 作曲:速弾きヒカル
  4. SAY MARRY “SAYONARA” 作詞:ロックンロール Kaz 作曲:ヤスコQueen & Kaz
  5. アメリカ            作詞:ロックンロール Kaz 作曲:クレイジー macot
  6. ZAKKI            作詞:ロックンロール Kaz 作曲:トミノスケ
  7. You-Ko Forever 作詞:ロックンロール Kaz 作曲:クレイジー macot
  8. フォーリナー JAP       作詞:ロックンロール Kaz 作曲:クレイジー macot
  9. Every Night          作詞:ヤスコQueen 作曲:速弾きヒカル
  10. オレは・・女が・口説けない  作詞:ロックンロール Kaz 作曲:クレイジー macot
  11. 原宿 THUNDER ROAD    作詞・作曲:ロックンロール Kaz
  12. OHLA            作詞:ロックンロール Kaz 作曲:トミノスケ
  13. BLOODY B-FACE      作詞:ロックンロール Kaz 作曲:速弾きヒカル
  14. 使い古しの I Love You     作詞・作曲:ロックンロール Kaz

Harajyuku Street Kids Graffity/Rock’n RoLL GENIUS の 歌詞カード は 👉コチラ

※作品として「ボツになった もの」の歌詞は ありません。

1991 年 JAPS

Over Flow/JAPS-SHIFT オムニバス アルバム

Over Flow/JAPS-SHIFT

形式:CD  14曲入り 2500円 廃盤

Commentary on the inside of the music CD

SHIFT SIDE

  1. THEY CALL ME EASY
  2. BOOGIE WOOGIE TRAIN
  3. INTO THE CHANCE
  4. EVERY TIME NEEDS
  5. CHEEP DOLL
  6. FEEL GOOD TONIGHT

JAPS SIDE

  1. SHONAN ROCKERS
  2. SHY BOY(ORE-WA-ONNA-GA-KUDOKENAI)
  3. JAP’N ROLL
  4. ROOM# 69
  5. SATURDAY NIGHT SPECIAL

Over Flow/JAPS-SHIFT オムニバス アルバム の 歌詞カード は 👉コチラ

※作品として「ボツになった もの」の歌詞は ありません。

Describe/楽曲背景

我々 Rock’n RoLL GENIUS が YAMAHA の 音楽コンテスト で優勝した時、その 中野サンプラザでの大会に 同じく出場していたのが SHIFT というロックバンドだった。

彼らは優勝こそしなかったものの、その音楽センス。高い技術力は まさしく「本物のロックバンド感」が漂っていた。

そして、ロックンロール Kaz が求めていた「ロックンロール プラス 何か?」

単なる ロックンロール ではなく、そこに何をプラスすれば「オリジナリティの高いロックバンドになれるか?」と探し続けていた答え。

「FUNKY をプラスすればいいんだよ」

というロックンロール Kaz の 探究への答えを持って、彼らのサウンドで示してくれていた。

そのヒントに狂喜乱舞した Kaz は、彼らと友達に成りたかったものの、直接話す機会を得られず大会を後にした。本来であれば、そこで繋がりが断たれたはずが・・

SHIFT のドラマー イサ が、我々がレギュラー出演していた「原宿クロコダイル」のライブに来てくれて 親友になった。

バンドマンが親友になれば、やることは一つ。

音楽でコラボすることだ。

こうして出来上がった アルバムが 本作「Over Flow/JAPS-SHIFT オムニバス アルバム」である。

このアルバムは、SHIFT のメジャーデビューのきっかけとなった。

本作を聴いた 映画関係者の目に留まり、SHIFT は DOG とバンド名を変え、「スコアー」という日本のアクション映画の主題曲で EAST WEST よりメジャーデビューした。

ただ、かえすがえす残念だったのは、そのデビューが SHIFT 名義ではなかったこと。そして、SHIFT の天才ギタリスト 草野幸久 がデビューに関わっていないことだ。

こういうオトナの事情が「メジャーデビュー」にはしばしば踏み絵になっていて、音楽業界の闇を感じる。

今となっては、あの「旬の時代の SHIFT」と一緒にコラボアルバムが作れたことだけが、良い思い出になっている。

このアルバムには、もう1つ思い出があって。

音楽コンテストで優勝し「さぁデビューしようか」という頃、天皇陛下が崩御され、すべてのイベントが中止。音楽的にも「縦ノリバンド・ブーム」に変わって時代がボクらの音楽と距離をとり始めた。

アートの世界は、時代が味方につくかどうかで状況が変わる。ボクらにとって、この時代は地獄になった。完全に時代が敵に回った。こうなると、もう解散しかない。自分たちが転落していくのを肌で感じた。

バンドは解散すると いがみ合う運命というか・・当時の ロックンロール・ジーニアス も、やはり解散時には 互いに摩擦があったりした。

ロックンロール Kaz とクレイジー macot も、軋轢がひどくなり、

クレイジー macot に、

「俺がいなくなったら、曲作りどうするの? ロックじゃなくなるじゃん」

と言われた Kaz は激しく怒り

「だったら ロックンロール・ジーニアス時代よりもハードなロックを作ってやる」

と鼻息荒く作ったのが、本作に収録の「SHONAN ROCKERS」である。

しかし、音楽は変な敵対意識やプライドで作るものではないな、と今ではあの「青い時期」をこそばゆく思い出すのだ。

1996 年 第二期 ジーニアス

サラリーマン に なった;Cw. Hero/第二期 ジーニアス

Photos I hate
front face
Photos-I-hate2
Back side

形式:シングルCD  2 曲 + カラオケ 入り 1000円 発売 中止

Describe/楽曲背景

YAMAHA の音楽コンテスト 優勝後、天皇陛下が崩御された 影響を受け、武道館での決戦大会(世界中のアマチュア・バンド 世界一を決める大会)が中止になり、デビューが消し飛んだ。

これにより バンドも解散。新しいバンドを結成するも うまくいかず。

それでも決意を新たに、第二期 ジーニアス を結成。

音楽業界と契約を結び、有名プロデューサーの Casey Rankin 氏(元 SHOGUN)のプロデュースのもと、レコーディング。どっぷり業界バンドとなり、デビューを目指した。

天才プロデューサーとの プロの現場の レコーディング は楽しかったが、レコード・メーカーの販売戦略は最悪。

業界の意向に沿った「楽曲」「髪型」「イメージ」挙げ句の果てには「イロモノジャケット写真(上記写真参照)で遊ばれ、悔しさを噛み殺して デビューを待った。

念願の 1996 年 8 月 20 日。デビューの日。

予定されていた「ニュース番組のタイアップ」が某 音楽ブローカーによりご破算にされ、デビューそのものが消滅した。誰もが知る「大手レコード・メーカー」からのレコード発売が見送られ、2度目の デビュー中止。転落劇となった。

この教訓は「業界に頼るな。言いなりになるな。自分でファンを集めて業界抜きでもデビューできる体制が作れなければ音楽での成功なんてできないぞ」ということだ。

もう、この CD を再生することは二度とない。本当は、この CD ジャケットも隠しておきたかったが、自分への戒めと、自分のやってきたことーー Discography のすべてを記録するために公開した。

  1. サラリーマンになった
  2. オリジナルカラオケ
  3. HERO
  4. オリジナルカラオケ

2004 年 海堂 利巳

使い古しの I Love You/海堂 利巳

「使い古しの I Love You」アルバムジャケット

街が破壊され、瓦礫になっている。その絶望の風景の中に 暖かいハートが浮かび上がり アルバムタイトル「使い古しの I Love You」と書かれているイラスト。

形式:CD  3曲入り+ PV 付きミニアルバム 1500円 廃盤

Describe/楽曲背景

プロ・ミュージシャン としてのデビューを掴みかけた矢先、二度も デビューがボツになり転落するサマを見て、周りは「お祓いした方がいいんじゃない?」「なんだか運命に翻弄されてない?」などと心配してくれる人もいて。

最初は「そんなバカな。タイミングと出会った人間が悪かっただけだろ」と苦笑いしていたが。

その後、何年経っても好転しない。

新しいバンドを作り、めげずに新曲を生み出しブラック企業にこき使われながらも 空いた時間のほとんどを Live と練習と曲作り、バンドの構想を練ることに捧げてきた。カッコ悪いから使いたくない言葉だけれど「努力」してきたことは自分に恥じることがない。

にも関わらず。振り返ってみれば 失われた何十年ーー ボクの 30代以降 にはまったく「光が差し込む」ことがなかったな、と思う。

そのことを 人のせいにすることはないし 神様に対して「どうして?」と疑問に思うことはあっても「何か意味のあることなんだろう。この先に意味のあることが待っていて、すべて繋がるんだろう。ボクの生きる使命や理念が浮かび上がってくるんだろう」この世で起こることのすべては 自分のせいだ、と思って生きてきた。

しかし人間だから不安にも思う。「この先、どうなっていくのか?」

そう思っていたとき、バイト中のトラックのカーラジオから演歌歌手が出てきて。

「あたし、まったく売れなかったんですよ。でも有名な 占い師に見てもらって、改名したら曲がヒットして今の私があるんです」

まぁ、占い好きの演歌歌手の ちょっとした「たわごと」だが、この時期のボクには刺さった。心が弱っていたから、「運」という得体の知れないものに振り回されたくなかった。改名したぐらいで「幸運」を 引き寄せられるんなら 改名しよう、と思った。

で、本屋に行って占いの先生の本を立ち読みしまくって、良さげな占い師の本を買い、改名しに行った。

なんと、その占い師の事務所は ボクが最初に作ったバンド「Rock’n RoLL GENIUS」の事務所 兼 プライベートスタジオのあったビルの真裏のマンションにあり、ますます運命を感じて改名への期待が膨らんだ。

改名の条件は「Kaz」という永年使って 周りに馴染みのある響きを必ず入れること。

それに対して 出来た名前が

海堂 利巳(カイドウ カズミ)

画数が良くて、これなら曲が 大ヒットするそうだ。

大袈裟な名前だし、カズ という響き以外、何も入っていない。本名の「池松」もない。占い師の話では、本名は画数が悪く成功しないのだそうだ。海堂なんて、どっから出てきた? と思ったが、とにかく 画数が良いのだそうだ。

周りのみんなに 海堂 利巳(カイドウ カズミ)なんて血迷った名前を言ったら笑われる、と思って散々悩んだ。挙句、やっぱり現状を好転させたい。曲が売れるなら笑われてもいいや、と思い 目玉が飛び出るほどの「改名料金」を払って 海堂 利巳(カイドウ カズミ)を名乗ることにした。

前置きが長くなったが、こうして 改名後に 発売した曲が「使い古しの I Love You」である。

なぜ この曲にしたかというと、「Rock’n RoLL GENIUS」時代に 人生初 の作曲をして、作詞作曲 ともにボクの作品。ありがたいことに、お客さんからのウケも良く 人気の高い作品だった。

ただ、当時の「音楽性の低い時代の作品」であり、ツッコミどころ満載の歌詞やメロディ、曲構成だったので大幅に作り変えて発表。

さらに 当時 付き合いのあった カナダで活躍中の アニメーターであり 映像作家 の 堀江 Masaru 氏(MM・BOX)に PV 制作を依頼。堀江 氏は NHK の映像コンテストに応募することを条件に PV アニメ制作を快諾。

ヒットさせる気 マンマンの布陣で勝負に出た。

結果、NHK の 映像コンテストの「ベスト・セレクション」に選ばれ、番組出演、表彰、番組内で カナダの 堀江 氏 とネット回線を使った電話のやりとりをしたが、作品的に それ以上の発展もなく。ヒットもせず不発に終わった。

NHK 映像コンテスト 入賞時の Kaz の作品を紹介した画像。

その後、数年に渡り 海堂 利巳(カイドウ カズミ)名義で活動するが、状況が好転することは まったく無く。バカらしくなって「改名」を辞めた。そういうものに縋る弱さが、ますます状況を悪くするのだ。誰かに縋るのではなく、「自分のできることと 時代の流れを分析し」どうやれば強みを活かして勝負できるか考え、実行、分析、改善、行動、計画 を繰り返す以外に成功への道はない。と強く思わせる「改名騒動」であった。

NHK の収録後に放送された番組を視聴していたら タレントの「YOU」がコメンテーターとして出てきて。「使い古しの I Love You」のPV を観終わった後。

「男って、こういうの好きよねー。いつまでも昔の女 想って引きずって。女はとっくに次の男に熱中してるけどね」

と言われて まったく作品意図が伝わっていないことがわかった。「使い古しの I Love You」は、男女の恋愛模様をモチーフにしながら「もっと大きな 人間愛」について歌っている。

それが表現できていない以上「この曲は未完成」だ。

以来、ボクはこの曲の真意を表現したくて 何度も何度も 作り直した。何十回も、百回に届くぐらい、何度作っても納得できず。ボツに。

サビと展開部分は出来ている。A メロ と B メロ 部分が未完成で 作り直してもうまくいかないのだ。

この曲を完成させることは、もはや ボクの ライフワーク になってしまっている。

なんだか、この曲が完成した時「ボクの生きる意味」がわかるような気がするのだ。

だから今日も、また この曲の A メロ と B メロ 作りに取り組んでいる。

未完成曲:使い古しの I Love You 完成部分の PV 映像 試聴

  1. 使い古しの I Love You
  2. Funky Station
  3. S・O・S Mass Communication
  4. 使い古しの I Love You PV

2006 年 MAHOGANY TRAVELiN’ BAND

fine !/Mahogany TraveLin’ BAND

Fine !
アルバムジャケット

晴天のビーチサイド。小屋が建っていて、のどかな海外のイラストに 大きな白文字で「fine !」と書かれている。

形式:CD  10曲入り+Bonus Track 3000円 販売中

fine !/Mahogany TraveLin’ BAND の 歌詞カード は 👉コチラ

Describe/楽曲背景

永年 バンド活動を続けてきて、「バンドありき」ではなく「プレイヤーありき」のアルバムを作りたくなった。

当時、ボクの周りに「天才」と呼ばれる連中が何人かいた。

もちろん プロになっていたり、今はプロじゃないけど プロ活動や、それに準ずる活動をしている連中。いわゆる「金の取れるテクニックや魅力を持ったミュージシャン」達だ。

そういう連中と、GIG や Live をやるのは楽しかったが、周りで突然死する連中も多かった。ミュージシャンは短命な ヤツも多いから・・

だから、「今は一緒に楽しく音楽したり 酒飲んだりしていても、永遠じゃない」

突然 会えなくなるかも知れないし、病気で音楽できなくなるかも知れない。また、今がテクニック的にピークで、徐々に技術が落ち、今のような演奏ができなくなるかも知れない。スピード、キレ、ノリのいい演奏は 体力、気力とともに変わってくる。

実際に、このアルバムで 天才的な ギターを披露している 草野 幸久 はその後、病気で指が動かなくなり「1曲なら まだ 当時の演奏力を維持できるかも知れないが、フル・セットのライブは不可能だ。演奏が乱れてしまう。

このように、人間はいつまでもベストを保つのは困難なのである。

だから。

ボクが認める ベストなメンバーと、ベストな時期に ベストなアルバムを作るのは意義があると思った。

こうして ベスト・メンバー と作ったのが 本作

fine !/Mahogany TraveLin’ BAND

である。

Mahogany TraveLin’ BAND というユニット名にしたのは、本気でこの連中と ライブして、バンド名にもあるように 日本中を、いや。できれば 世界中を 演奏旅行して回りたかったからである。

マホガニー・トラベリン・バンドのメンバー写真

しかし、その夢は わずか 二回ほどのライブで不可能だとわかった。

魅力的なバンド編成なので、周りのミュージシャンの話題にはなる。小さなライブハウスが満席になるぐらいなら客が観にくる。

でもーー

それでは まったく金にならない。メンバー全員が 満足いくギャラを得るのは不可能だ。みんなプロとしてギャラをもらって演奏しているのに「今日は客の入りがこれだけだったから、このギャラで勘弁してくれ」なんてことは何度もは出来ないんだ。

もう、アマチュアなライブは無理だな。昔のように「楽しいだけ」の時代は終わった。

「音楽が ビジネスとして成立するようにして」やってかないと。

こうして ボクら の活動は、続かなかったのである。

曲をヒットさせて、みんなが聴きたくなる「全国ツアー」に行ける状況を作ること。これが アマチュアを卒業したバンドマンに課された課題なのである。

fine !
Included songs

fine !  試聴

2017年 ロックンロール 社長 Kaz

ロックンロール 社長 ベストアルバム RE-BORN/ロックンロール 社長 Kaz

Rock'N RoLL 社長 アルバム

RE-BORN

形式:ダウンロード 販売(一部 CD販売あり)  16曲入り 価格は配信先によります 販売中

配信先 一覧
https://linkco.re/madTamy1


ロックンロール 社長 ベストアルバム RE-BORN/ロックンロール 社長 Kaz の 歌詞カード は 👉コチラ

Describe/楽曲背景

今までの活動記録の集大成アルバム

音楽業界の中で「デビューする時にはアーティストにスポンサーがつかなければデビューできない」という現実を目の当たりにしてきた。ある女性アーティストが 20代中盤になり、「もう デビューが絶望的だ」と落ち込みニューヨークに逃げた。

本来なら それで彼女の音楽人生は終了のはずだったが。

スポンサーの気まぐれにより、彼女の歌が 某大手企業の「新商品プロモーションのタイアップ曲に決定した」

「彼女、割と歳いってますけどいいですか?」

との問いに、担当者は OK だという。ごくごく稀に このような奇跡が起こる。

で、状況に絶望して NY で暮らしていた彼女のもとに 音楽メーカーのスタッフが現れる。

「スポンサーがついたから、日本へ帰ってこい」と。

今まで事務所から見向きもされず 気にもされず「飼い殺されていた彼女」

が、スポンサーがついた 途端に プロジェクト・チームが結成され、大金が投下され、チヤホヤされて「鳴物入りのデビュー準備」が始まる。

その企業の「新商品の CM がバンバン流され」彼女の歌もバンバン流れて多くの人が知ることとなる。

そして その曲が発売される。デビュー!

大ヒット! 場合によっては ミリオンセラー!!

思いっきりの出来レースでスターダムに乗る。

これが、あの頃の「ヒットの裏側」だった。

無名が実力だけで世の中に飛び出す「ジャパニーズ・ドリーム」は昭和の時代に とっくに終わりを告げていた(今はまたインターネットの時代になり、新たなチャンスが生まれているが)

ボクが頑張っていた、この時期は 時代の過渡期。

音楽冬の時代。お笑いに歌番組が乗っ取られていった時代だった。

システムがガチガチに固まっていて、中間搾取業者とマスコミの天下だった。

そういう現実を見るにつけ、この時代は スポンサー抜きでのデビューは無理だと思い知る。

だから。

やり方を変えようと思った。自分の音楽を守るため、自分自身の「音楽スポンサーになろう」と決意し会社設立。起業。

最初はうまくいって、ちょっと小金が溜まり その時に作ったのがこのアルバム

しかし 調子に乗って「製造メーカー」になろうとしたのが運の尽き。

製造メーカーとは、資金力のある大きな企業のやる仕事。たちまち資金繰りに追われて、せっかく順調だった貿易業に翳りが見え、最終的に倒産。破産した。

今となっては ロックンロール 社長 Kaz と名乗っていたことが アルバムに刻まれ 黒歴史となってしまったが、

アルバムそのものは 今までのレコーディングの歴史を整理し、未発表曲や ラフなデモテープ。曲として完成させる前の「ラフ・スケッチ」なども収録されて、これはこれで 意義のある アルバムになったと思う。

CD ではなく 初めての ダウンロード形式の アルバム というのも 特筆すべき点だ。

ロックンロール kaz の楽曲は、以下のサイトでリリース〔ダウンロード販売〕されております

ロックンロール社長【RE-BORN】 by ロックンロール社長

アルバム中面
  1. fine !              作詞:ロックンロール Kaz 作曲:草野 幸久
  2. Nomad〜彼方への放浪者〜    作詞/作曲:ロックンロール Kaz 編曲:Casey Rankin
  3. Black beauty, Silverjet Play    作詞:ロックンロール Kaz 作曲:草野 幸久
  4. オレは・・女が・口説けない    作詞:ロックンロール Kaz 作曲:クレイジー macot
  5. Cowboy Blues〜Band Ver.    作詞/作曲:ロックンロール Kaz
  6. リンゴ畑の Fire Wire   作詞:ロックンロール Kaz 作曲:草野 幸久
  7. Funky Station          作詞/作曲:ロックンロール Kaz
  8. Knockin’ on the Fever      作詞/作曲:ロックンロール Kaz
  9. ロビンソン クルーソー       作詞/作曲:ロックンロール Kaz
  10. Life is Gone           作詞:ロックンロール Kaz 作曲:草野 幸久
  11. Hello ! Beach Side         作詞:ロックンロール Kaz & 草野 幸久 作曲:ロックンロール Kaz
  12. S・O・S Mass Communication  作詞/作曲:ロックンロール Kaz
  13. Shonan Rockers         作詞/作曲:ロックンロール Kaz
  14. Rock’N Roll Zombie       作詞/作曲:ロックンロール Kaz
  15. Sleepin’ on my Shoulder    作詞/作曲:ロックンロール Kaz
  16. Chase is on !          作詞:ロックンロール Kaz 作曲:草野 幸久

Cowboy Blues〜Band Ver.  試聴

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